この記事では2週間という短期間でFP2級試験(正式名称:2級FP技能検定)に合格した俺が実体験から合格までの勉強スケジュールを公開していく。
この勉強スケジュールで俺はFP2級を2週間という短期で一発完全合格を勝ち取った。もちろん量をこなすことは重要だが質も伴っていないと効果は薄い。まずは戦略をきちんと立てよう。これから資格試験に挑戦するあなたの力になれたら幸いである。
この記事を読むメリット
この記事を読むメリットはFP2級資格試験を2週間という短期間で合格した俺が勉強スケジュールを公開することでこれから受験をする人たちの勉強方法について参考になることである。実際に合格を勝ち取った結果があるので自信を持ってオススメしたい内容である。内容は人によって千差万別で合う合うわないはあるかもしれないが、部分的にでも参考になって合格の糧になってもらえたら幸いである。
FP2級はナメていると落ちる
この記事を読んでくれたあなたは、心のどこかで「2週間で合格した人がいる!俺も余裕!」と思っていないだろうか。確かにFP2級は試験問題を見ると答えが選択式の問題形式であり、一見簡単に見える。筆者の俺も正にそうだった。FP3級は3日間の勉強で合格したのだからFP2級も余裕だろう。こんな感じである。しかし、なめているとコテンパンにされることは人生の中でこれでもかと言うくらい経験してきた。
2週間しかない。もう、ダメだ。
大丈夫。安心してください。
俺みたいなアホでも合格できたので、きちんとした方法なら誰でも合格できます。
オススメのFP2級テキスト・問題集はこれだ
テキスト
うかる! FP2級・AFP 王道テキスト 2023-2024年版
出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版 (2023/5/26)
俺はこの参考書のみで合格した。他の参考書には一切浮気せずにこのテキストをただひたすら読み続け、忘れそうな内容のページには付箋を貼って定期的に視界に入れるように努めた。
この参考書はとにかく余計なものが書いていないのでストレートに頭に入る。
余計な絵や図がほとんどない。どうしても分からないない、理解ができない内容は自分でググって調べればいいのだ。人は一つの媒体だけでなく、複数の媒体で物事を脳に入れた方が記憶に深く残る。このテキストでストレートに全体を理解して、足らない部分は国税庁や保険会社、証券会社、不動産会社のサイトを見て深く学べば事足りる。
合格まで時間短縮したいならこのテキストをぜひおすすめしたい。
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問題集
うかる! FP2級・AFP 王道問題集 2023-2024年版
出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版 (2023/5/26)
使用した問題集はこれ。テキストと同じく、とにかく余計なものがなくて洗練されている。問題集は自分の知識を確認するための復習程度という位置づけなのでそこまで重要視していない。テキストとリンクしているので合わせて購入をオススメ。
過去問題集
過去問は有名な過去問道場を使わせてもらった。
過去問道場URL → https://fp2-siken.com/kakomon.php
過去問はどこで買っても同じである。内容が変わるはずがない。
つまり、買う必要がない。
過去問道場はその年度の試験のみの問題を抽出して解くことができるのでそれで充分。俺の勉強方法は試験勉強の開始初期はとにかく過去問を解いて、実際の試験の出題形式や得意・苦手分野を洗い出す。
自分の位置を知ることが大切だからだ。
過去問を解く重要性は他の記事にまとめてあるのでぜひ読んで欲しい。2週間で合格した実績があるので自信を持って記しておいたのでお役に立てたら幸いである。
↓↓過去問についての記事はここから。
予想模試
2023年9月試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士2級・AFP [TAC渾身の予想模試3回分+本試験1回分](TAC出版)
出版社 : TAC出版 (2023/6/25)
予想模試は安定の資格予備校TACが出版しているもの購入。日商簿記2級試験も過去に合格しているのだが、その時もこのシリーズには大変お世話になった。大原やLECのテキスト・問題集ももちろん選択肢に挙がっていたのだが本屋で実際のテキストを比較した結果、解説が一番充実しているのがTACであったのでこの予想模試を購入した。
以上が俺の合格を勝ち取った三種の神器ならぬ四種の神器である。
総額6,380円
さあ、ここから合格までのスケジュールを公開していく。
最初の1日目にするべきこと
単刀直入に言うと、1日目は……
とにかく過去問を解きまくる。
・いきなり過去問?
・普通はテキストからでは?
上記のように思う人は多いはず。しかし、試験日まで2週間という短い期間しかないので王道ルートは通っていられないはず。
先ほども書いたが、合格を勝ち取るのに重要なことは「まずは自分の位置情報を知ること」である。
・出題形式は選択問題なのか、記述式なのか。
・自分は何が分かっていないのか
・得意分野は何か。
・苦手分野は何か。
過去問を解くことで上記のような位置情報を知ることができるのだ。
そこからテキストや問題集に入っていくことで合格までの道のりを短縮することができる。
過去問は3年分も解けば十分。
だが注意する点は法改正などで内容が変わっている数値があるので、その点は最新の情報を必ず確認するようにしよう。
今思い返すと試験当日までに時間の余裕があったとしても、この方法はぜひオススメしたい。俺が合格した方法なので実績はある。
過去問の重要性についてはこの記事についてまとめているので読んで欲しい。
↓↓過去問についての記事はここから。
2日目~8日目の7日間でするべきこと
この期間でやるべきことは……
テキスト→問題集→テキスト→問題集
この繰り返しである。
しかし、ただテキストと問題集を往復するわけではない。1日目の過去問を解いて自分の得意分野と苦手分野が分かったはずだ。つまり、ここからは時間配分を大まかでいいので考えていく。
・得意分野はなるべく早めに通り過ぎる。
・苦手分野はしっかり時間をかける。
丁寧に見ていくことはもちろん重要であるが時間をかけ過ぎた結果、出題範囲が終わらないなんてことは本末転倒だ。得意分野は問題演習で解きながら学習し、苦手分野は理解を深めながらインプットして問題集でアウトプットすることで知識を固めていくのだ。
俺は仕事の関係もあり、投資と保険分野が得意であったのでリスク管理分野と金融資産運用分野はほぼ後回しで勉強を進めた。過去問演習で俺の苦手分野はタックスプランと不動産、相続・事業継承分野であることが判明していたので、その分野に時間を徹底的に投資した。
時間は有限。時間の投資先をきちんと決めて戦略を練っていこう。
<例>勉強の進め方
①過去問演習でタックスプラン分野が苦手と判明。
②タックスプラン分野を先行して勉強を進める。テキストのタックスプラン分野を一読する。
③問題集のタックスプラン分野を解く。間違えた部分を必ずメモ。
④テキストを復習。間違えた問題は必ず再度解く。
⑤知識が8割程度定着したら次の分野へ進む。
⑥苦手分野が終わったら得意分野へ進む。
この段階ではまだ8割の定着で十分。同じ分野に留まり過ぎて他の分野が疎かになっては本末転倒なので問題はない。本試験が近くなったら知識を整えていけばいいし、予想模試などの問題演習で知識は自動的に定着していく。
とりあえずテキストを一周しよう! 理解度は8割くらいで十分。
9日目~10日目の2日間でするべきこと
この期間でやるべきことは……
予想模試を解くこと。
学科試験、実技試験ともに予想模試を解くことで今の自分の立ち位置を再確認するのだ。
・合格点は超えているか?
・合格に足りていない場合はどの分野なのか。
自分の伸びしろを再確認して時間の投資先を再決定する。予想模試を3回分も解けば共通して点数が低い分野や毎回間違えてしまう問題などの傾向が浮かび出てくるはずだ。その傾向を理解したら、該当分野のテキストと問題集を徹底的に解こう。
予想模試を解くメリットは自分の弱点をあぶり出して、きちんと向き合えることである。
メモ帳などに問題と解答をメモしておくのは本当にオススメ。自分の弱点をまとめたメモは得点を伸ばす最強の武器になると思っている。試験開始前に読めば、記憶に残るのは当たり前であり、合格が近くなる可能性は大きい。
11日目~12日目の2日間でするべきこと
この期間でやるべきことは……
過去問をもう一回解くこと。
もう一度過去問を解くことで、実際の試験の肌感覚を取り戻すことができます。そして、過去問を解けば解くほど知識が再定着されていくので合格率は上がっていく。
ここまでくると相当な力がついていることを実感してくるはず。
そして、FP試験は過去と同じような問題が多く出題されていることに気が付くことだろう。
特に実技試験の計算問題は徹底的に復習しておくこと。
最後の2日間でするべきこと
この期間でやるべきことは……
〈総仕上げ!!〉 予想模試をもう一度解き直していこう。
ここまできたら総仕上げの段階であり、アウトプット中心で勉強を始めることで合格の精度を最大限に磨いていく。自分の知識に漏れがないかチェックして、漏れがあったらテキストで再確認してメモに残していこう。この段階で間違えた問題は本番でもミスをする可能性が非常に高いからだ。
ここまできたら精神論も非常に重要になる。この段階でまだ合格点に達していなくても絶対に諦めないで欲しい。頭の中の知識が繋がって得点が上がるタイミングは千差万別、人それぞれである。試験開始1分前まで成績は伸びる。それを忘れないでひたすら勉強して欲しいと俺は思う。
そして、2週間という短い期間で広範囲の知識を詰め込み、アウトプットを終えた貴方は相当なレベルまで達していると予想している。本当にお疲れ様である。
ここまで頑張った自分をまずは褒めてあげて欲しい。
ちなみに俺は試験前日に14時間勉強した。予想模試を徹底的に解き直してアウトプットを行うことで知識の漏れや不足情報を最終チェックした。この方法もメリットのある勉強方法であった。
試験当日にするべきこと
この日にするべきことは……
試験1分前まで勉強すること。
ここまできたあなたは勉強のコツをつかんでいるはずである。どの分野が知識が浅いのか、どの問題に対してよく間違ってしまうのか理解しているはずで、勉強方法についての対策方法も知っているはずである。作った苦手問題のメモを徹底的に読み返すこともいいし、予想模試を解き直すことも正解である。しかし、その中で解けない問題があっても、自信をなくしたり戦意喪失することは絶対にない。頑張った自分が過去にいることは正真正銘の事実であり、自信を持って試験に臨んで欲しい。試験を楽しむ勢いで会場に向かって欲しい。
自信を持って会場へ行ってらっしゃい!!
まとめ
この記事で俺が伝えたいことは闇雲に勉強しても遠回りになってしまうので、まずは過去問を解くことで自分の立ち位置を把握し、勉強の戦略を立てることが重要という内容である。俺はこの勉強方法で2週間という短期間で学科試験と実技試験ともに一発合格することができた。その実績があるので受験予定の読者のみんなには何度も読み返してもらい合格を掴みとって貰えたら幸いである。
アウトプット重視で問題集や予想模試がボロボロになるまで何度も解き直そう。
そして、今FP2級に限らず勉強している人は例え合格できなかったとしても、試験勉強は無駄にはならないし、世間の人が知らない教養を身に着けることに誇りを感じて欲しい。
あなたの合格を心から応援しています。
↓↓試験についてこんな記事も書いてます。よかったらご参考にどうぞ。
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