この記事では2週間という短期間でFP2級試験(正式名称:2級FP技能検定)に合格した俺が実体験から合格したコツや勉強方法を教える。特にこの記事では過去問の重要性について書いている。
内容としてはFP2級だけではなく、ほぼすべての資格試験について言えることを書いているので参考になれば嬉しい。
この記事を読むメリット
この記事を読むメリットは資格試験に最短で合格する方法や試験当日までの勉強方法のコツを知ることができることである。人間の時間は限られているので、最大限の費用対効果を引き出すことが何よりも重要である。ダラダラと勉強して落ちてしまい、複数回も試験を受けることは試験料も時間も勿体ない。2週間でみっちり勉強して戦略的にテキストと問題集、予想問題を使用して合格した方法をこの記事に残しておく。読者であるあなたのメリットになるはずだ。
FP2級とはどんな資格?
FP2級とは保険や年金、税金、不動産、相続などお金に関する知識についてまとめて学び、ある程度の知識があると認められた人に与えられる国家資格の1つである。銀行や保険会社、不動産会社などで役に立つ資格と言える。しかし、それだけでなく自分の生活において「お金」は開けて通れない道なので節約・税金といった日常生活にも役立つ知識が身に付くお得な資格であるのだ。難易度の順番だと3級、2級、1級である。
詳細は試験を運営している日本FP協会と金財に記事があるのご参考にどうぞ。
日本FP協会:https://www.jafp.or.jp/know/
FP2級試験の難易度
FP2級の難易度は偏差値で言うと55くらいだと俺は思っている。日商簿記検定2級やITパスポート、メンタルヘルスマネジメントなど数々の資格に合格している俺の感覚であるので異論は認める。
資格難易度について簡単にランキングを作ってみた。学生時代に色々な資格について調べてきたので大体合っていると思っている。すべての資格ではなく、俺が思う有名資格のみ記載している。
資格 | 偏差値 | 勉強時間目安 |
司法試験 | 77 | 3000~5000h |
公認会計士 | 76 | 3000~4800h |
司法書士 | 73 | 2700~4300h |
税理士 | 72 | 2600~4200h |
日商簿記1級 | 65 | 1200~2500h |
FP1級 | 61 | 1000~2000h |
日商簿記2級 | 56 | 200~350h |
FP2級 | 55 | 150~300h |
日商簿記3級 | 49 | 80~160h |
FP3級 | 47 | 50~100h |
偏差値ランキングは完全に俺の偏見であるので参考程度に。日商3級2級、FP3級2級は合格しているので感覚的には合っていると思う。
2週間という短期間で合格できた理由
早速本題の俺がFP2級を二週間という短期間で合格できた理由を書いていく。
結論から言うと、まずは過去問から解き始めることである。
過去問から解き始めた理由は後述していく。
テキストや問題集、予想問題集はこの世に山ほど種類はある。
ほとんどの人が、
テキスト → 問題集 → 過去問 → 予想問題集
上記の流れで勉強を始めていくことが多いと思う。
しかし、俺はこの勉強方法について否定的な立場をとりたい。
この流れだと試験全体と実際の問題を見ることができず、自分の立ち位置を知ることができない。
いきなりインプットから入る勉強方法は陸でクロールを覚えるようで遠回りだ。
過去問から解き始める理由
まず俺はこの記事を読んてくれているあなたにこう問いかけたい。
「あなたは水泳を始めるときに陸で練習しますか?」
水泳を始める人は理由など考えずに、近所の公営プールへ泳ぎに行ったり、スイミングスクールに入会してコーチに教えてもらったりすることが大半だろう。
そこで実際に泳ぐという感覚を五感で経験し、自分の今現在の課題や改善点を発見して能力を伸ばしていくはずだ。
勉強でも同じことが言えるはずだ。
まずは試験の実際の肌感覚を徹底的に掴むことが重要だということだ。
まずは相手を知ることがスタートだ。過去問を解始めることの効果については後述していく。
過去問から勉強を始めることの効果
過去問で実際の試験を体験すると以下のことが分かってくる。
・こんな問題が出題されるのか。
・こんな順番で出題されるのか。
・自分の得意分野はここだ。
・自分の苦手分野はここだ。
上記のような自分の課題を理解することで自分の強み弱みを研究する。
そして勉強の方法をオーダーメイドしていくのだ。
例えばであるが過去問を解くことで、
・保険や投資関連の問題は得意
・税金(タックス)や不動産関連は苦手
上記の内容をテキスト読む前にゲットしたとする。この情報を得たことで、
・保険や投資関連は時間投資を減らす。
・税金(タックス)や不動産に時間投資を増やす。
上記の戦略を策定することができて無駄な時間を削減することができる。
得意分野の勉強が不要だと言っている訳ではなく、効果的に勉強時間を使うことが短期合格への鍵であるということはお忘れなく。
使用したテキストや問題集
使用したテキストや問題集はこの記事にまとめたのでぜひ読んで欲しい。
(記事が長くなってしまいそうなので別の記事にまとめた)
テキストや問題集は自分の合格を左右する大切なものである。よく考えて選び、いろいろな参考書に浮気することなく勉強を進めよう。
孫子も同じことを言っている
最も著名なものの一つである兵法書を残したあの孫氏も同じ内容を言っている。
孫子の兵法
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。」これは2500年前から語られてきた格言で、古今東西のビジネス社会でも十分通じる言葉だ。生死をかけた中国の戦国時代とは戦いの内容は違っても、現代社会ではビジネスや資格試験においても戦いが常に生じている。そんな世界で真正面に戦っても確実に勝つ可能性は高くはない。まずはきちんと己と相手を知って戦略を立てることが大切なのだ。
勉強スケジュールについて
勉強のスケジュールについては下記の記事で詳細に書いているので読んでくれたら嬉しい。俺が2週間で合格したスケジュールを公開しているので、読者のあなたにもメリットがあるはずだ。
まとめ
この記事のまとめは以下の通りだ。
・過去問から解くことで出題傾向、問題の形式をつかむ。
・自分の苦手分野を早期発見して勉強時間の投資先を決定する。
・苦手分野から逃げるな。自分の得意分野ばかり勉強することは合格から遠ざかる。
自分の強みとなっていて得点源となった分野は勉強時間を減らす。
代わりに弱点となっている部分に時間を投資して得点アップを狙った方が圧倒的に効率的。
得点源となった得意分野は得点がの伸びが見込めないが、弱点となっている苦手分野は伸びしろが無限に残っている。時間は皆平等。
効率的に勉強することが合格までの近道だ。
資格試験に挑むあなたを俺は応援する。
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